スマートフォンのプランを契約する際に非常に多いのが、「MVNO」と「MNO」というワード。
この二つの言葉にはどのような意味が込められているのでしょうか。
今回はMVNOとMNOの違いについての解説となります。
MNOとはいったい?
MNOとは移動体通信業者を意味しており、一般的に「キャリア」と呼ばれている方が馴染みがあるかと思います。
ドコモやau、ソフトバンクに楽天モバイルが該当し、自社が管轄する基地局を持っているのが特徴です。
高品質で安定した通信の提供が可能なのがMNOで、今や生活に無くてはならないスマートフォンや携帯電話などの電波を発信、管轄しています。
MVNOとは?
逆にMVNOとはいったい何なのでしょうか。
MVNOとは仮想移動体通信業者という意味で、VはVirtual(仮想)を表しています。
有名なのがOCNモバイルやBIGLOBEモバイルなどです。
これらの通信業者は自前の基地局を持たず、MNOであるドコモなどの基地局から発信されている通信網を借りて運用することで、安くプランなどを提供できる特徴があります。
MVNOとMNOの違いって?
上記の概要でも触れている通り、二つの通信業者の違いは基地局を所有しているかどうかに分かれます。
MVNOは仮想的に基地局を利用しているので、その部分が大きな違いとなります。
基地局の電波を一部借りていることがどういった違いになるのかというと、通信速度や品質に違いが出てくるようになります。
よく道路で例えられていますが、例えば4車線の道路が存在していたとして、MNOユーザーが使用できるのがそのうちの3車線、残りの1車線がMVNOに貸し与えている車線、といったイメージを抱くとわかりやすいと思います。
MNOユーザーが利用している車線は走ることができないので、MVNOのユーザーの方が渋滞、すなわち回線の混雑などが起こりやすいとされています。
特にピークタイムに顕著に表れる傾向があり、回線が混みあう時間帯は通信速度などが著しく低下することもあります。
それ以外にも、MVNOは基本的にインターネットでしか契約出来ないものや、クレジットカードのみが支払いに利用可能など、契約時にも制約があることが多いようです。
月々の料金は非常に安いため、コストをとにかく下げたい!という方はMVNOがおすすめです。
まとめ
今回はMVNOとMNOの違いを簡単に解説しました。
MVNOもMNOも良いところは多いですが、自身の利用環境などを考えたうえでどちらの通信業者と契約するのかを決めるのが最もベターであると考えられます。